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#39 AWAY

AWAY – ニューヨーク発のスーツケース

2015年に設立され、2016年の2月に最初の2000個が発売となったニューヨーク発のスーツケースブランド”AWAY”は、2年で誰もが驚く急成長を遂げている。

オシャレで多機能、耐久性に優れたポリカーボネートを使用、そしてお手頃価格。この2年で、設立当初4人だった従業員は200人ほどになった。

 

“AWAY”の販売方法は自社の店舗または、オンラインで直接顧客へ発信するD2Cを用いている。

創業者の二人はこのビジネスモデルで成功を収めたメガネブランド”Warby Parker”の出身だ。

ミレニアル世代を意識したマーケティングはインスタグラムやネットでの交流を中心にオシャレで多機能という付加価値の高いブランドイメージを発信している。

設立のきっかけは創業者の使用していたスーツケースが旅行先の空港で壊れたことだと言う。

新しいスーツケースを何にしようかと探していたところ、またすぐにでも壊れそうなスーツケースか、誰もが知っている超高級スーツケースか、その選択肢の少なさに、ビジネスチャンスを感じ、かつての同僚に声をかけ、その翌月には会社を設立したと言う。

彼らは誰もが求める理想のスーツケースを作るため、旅行好きのミレニアル世代1000人にアンケート調査をし、2016年に”AWAY”スーツケースの初代を発売させた。

 

充電機能付きスーツケースはアンケート調査の結果を受け誕生し、AWAYを世に知らしめるブランドシグネチャーとなった。

 

各国の充電アダプター付き

 

AWAYは10色、5サイズ展開というとてもわかりやすく、選びやすさもまたその特徴だ。

実は、この他にキッズサイズのスーツケースもあって、小さい子供のいる人たちの心をくすぐる。

充電機能がブランドシグネチャーではあるが、少しばかりスーツケース本体を重くするため、充電機能搭載なしという選択も出来る。

が、AWAYを購入するならやはり充電機能は搭載させておきたい。

スーツケースは購入時には布の袋に入ってくる。

この辺りも高級感を出す、ブランドの演出と言える。

ブラック、ネイビー、グリーン、グレー、サンド、ホワイト、ピンク、ブリック、スカイ、バイオレットのポリカーボネート素材10色に加え、限定色やアルミニウム素材がある

 

キャリーオン・ポケット付(小)、キャリーオン・ポケット付(大)、キャリーオン(小)、キャリーオン(大)、ミディアム、ラージ。キッズサイズという展開。

 

 

AWAYのスーツケースは充電機能やアダプターが付いてくるという事だけではなく、圧縮出来る内袋が付いている。

洗濯物を入れたり、洋服をエクストラで入れておくのにもいいだろう。

別売りの仕分けバックは日本では馴染みがあるが、アメリカではまだ目新しい便利グッズ。

更に、アルファベットやモチーフのステッカー(別売り)を使ってスーツ~ケースをカスタム出来る。

ステッカーではなく、オーダーしてスーツケースにイニシャルをハンドペイントで入れてくれる有料サービスも行なっている。

AWAYは自社で旅行雑誌を創刊したり、リテイルストアがカフェのようなスペースになっていたり、丈夫で機能的なお手頃価格のスーツケースブランドというだけの展開ではなく、”旅をする”という事をよりワクワク、オシャレに演出してくれている辺りが、急成長の要因と言えるだろう。

スーツケースの中は某有名高級スーツケースブランドと同じ使い勝手のいいファスナー仕切りに加え、圧縮内袋が付いている。

 

アメリカ人小説家、スーザン・ソンタグの言葉

 

NOHOにあるストアの一角にあるカフェのようなスペース。

ニューヨーク発のオシャレなスーツケースブランドは、まだ日本には進出していないので、ニューヨークに来たらスーツケースの新調も考えてみるといいかもしれない。

 

AWAY
https://www.awaytravel.com

 

 

 

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