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71 Chelsea Market

マンハッタンのミートパッキング地区にある観光名所としても知られるチェルシーマーケットが昨年、グーグル社に買収されたニュースは記憶に新しい。

そのチェルシーマーケットには現在、飲食、アパレル、雑貨など60店舗が営業をしている。

 

1890年代にこの建物は現在のナビスコ(旧ナショナルビスケットカンパニー)として建てられ、実は誰もが口にした事もあるだろうオレオはこの場所で誕生していると言う。

アメリカの国家歴史登録財、文化遺産保護制度の一つにも登録されている歴史的な建物。

 

工場の雰囲気を残した趣のある建物、高い天井や、レンガの壁、昔の工場の様子などを伺える写真などが展示されていてショッピングを楽しむだけではなく、その歴史を垣間見ることが出来る。

 

1997年に1階部分をアーケードモールにした今の形に生まれ変わった。一般客はアクセスが出来ませんが、テレビ局やグーグルオフィス、グーグル傘下のYoutubeオフィスなどが上の階にはオフィスを構えている。

少し余談だが、すでにグーグル社はチェルシーマーケットの向かいのビルにオフィスを構えており、当初2000人だった従業員はすでに7000人までに増え、ミートパッキングはアップル社やその他のテック系企業が集まるエリアとここ近年で変貌を遂げている。

 

ブラウニーが有名なFat Witchや美味しいブランチを提供することで知られているSarabeth’sのベーカリー、料理の鉄人、森本シェフのレストランMorimotoなど、とにかくここには美味しいものや楽しいもの、ニューヨークを代表するお店が軒を連ねている。Dickson’sというお肉屋さんの提供する総菜屋では、手作りソーセージーのホットドックやローストチキンが絶品。

Lobster’s Placeというロブスターを中心とした美味しい魚介類を頂けるお店もChelsea Marketに来たら1度は試してほしいお店。

久しぶりに訪れたが、以前はもっとお魚屋さんだったこちらの店舗は、オイスターバー、ロブスターバー、寿司バー、クラムチャウダーなど調理したシーフードを提供するバー、そしてお魚屋さんセクションと、一つの店舗内でそれぞれ目的に応じて買い物が出来るスペースに生まれ変わっていた。

平日の夕方は仕事帰りの人や観光客で賑わいを見せていた。

 

地下一階のChelsea Marketへの階段

 

地下一階のChelsea Marketにあるチーズ専門店 Cheesemongers

 

地下一階のChelsea Marketにある精肉屋 Dickson’s Farmstand Meats

 

地下一階のChelsea Marketにある果物屋 Manhattan Fruit Exchange

 

2017年には地下1階部分が”チェルシーローカル”として、生鮮食品を中心とした店舗だけを集め、誕生した。

ありとあらゆる地域から集められた、チーズだけのお店、一階にあった手作りソーセージを作る精肉屋がこのチェルシーローカルでこだわりの肉やオリジナルのビーフジャーキーを販売している。

これまで1階にあった果物や野菜を販売するスーパーマーケットとイタリアン食材屋もこのチェルシーローカルに移転した。

年間50万人もの人が訪れるこのチェルシーマーケットは見所がいっぱい。

食べ歩きする楽しみも満載。

これまで長蛇の列だったトイレも地下1階に増設されており、ちょっとした休憩スペースも新たに設けられているので、ここでの滞在時間も長くなりそうだ。

個人的には10丁目側にある本屋さんやバワリーキッチンズが昔から好きだ。

 

Chelsea Market
75 9th Ave. New York
chelseamarket.com

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