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COLUMN
“Pride Month(プライド月間)”である6月は、アメリカをはじめ世界各国でLGBT+の権利や文化コミュニティへの支持・理解を訴えるための様々なイベントが行われる。
6月は、Pride Month(プライド月間)だということをご存知だろうか。
日本ではまだまだ聞きなれないこの言葉だが、6月はアメリカをはじめ、世界各地でLGBT+の権利や文化、コミュニティーへの支持を示す、さまざまなイベントが行われるとってもとっても特別な月なのだ。
LGBT(エル・ジー・ビー・ティー)とは、女性同性愛者(レズビアン、Lesbian)、男性同性愛者(ゲイ、Gay)、両性愛者(バイセクシュアル、Bisexual)、トランスジェンダー(Transgender)の各単語の頭文字を組み合わせた表現である。(Wikipedia より)
なぜ6月がプライド月間なのかと言うと、これは1969年6月にニューヨークで起きた「ストーンウォールの反
乱」という歴史的事件が発祥となっている。
1969年6月28日、警察が「ストーンウォール」に踏み込み、抜き打ちで不当な取り締まりを行ったことから、店内にいた200名近い同性愛者が連行された。
この事件に反発した同性愛者グループ2000人が400人もの警察と衝突する大きな反乱に発展した。
このストーンウォールの反乱から始まったLGBTの社会的地位獲得を目指す活動は今や世界中に広がっている。
2015年には映画化もされているので興味のある方は是非。
ストーンウォールの反乱の現場となったゲイバー”The Stonewall In”。
ドアに書かれたプライドという文字とともにシンボルである虹色の旗がたくさん掲げられている。
そして、今年はプライド生誕50周年のアニバーサリーイヤー。
ニューヨークでもパレードはもちろん例年以上に特別なイベントが開催されている。
世界的に影響力のあるセレブ、企業や政治家がLGBTについてどう発言し行動するのかも注目される。
さらに、なんと今年はこのプライドのアンバサダーをあのマドンナが勤め、6月に26日のオープニングイベントでは、シンディーローパーを始めとするアーティストが、そして、6月30日にタイムズスクエアで行われる閉会式では、マドンナがパフォーマンスするのだ。
また、最近では企業の取り組みかたも変化してきていて、NIKEやDISNEYなど大企業もこの時期に合わせた虹色のスペシャルアイテムを発売したり、ニューヨークの地下鉄でも、虹色のハートが描かれたプライド車両と、期間限定のプライド仕様のサブウェイカードも発売している。
聖地“The Stonewall bar”のあるグリニッジヴィレッジエリアでは、虹色の旗が至る所に掲げられている。
▲ウェストビレッジにあるDonut Projectではこんなレインボードーナツも。
▲先日行われたブルックリンでのパレード。虹色のコスチュームに包まれた人々がたくさん。
ニューヨーク中が虹色に包まれる、ハッピーな雰囲気が漂うこの時期のニューヨークは、お天気も多くとっても過ごしやすいので、オススメ。
最大規模のニューヨークのプライドパレードが行われるのは、6月30日(現地時間)。楽しみでたまらない。
PRIDE MONTH 2019
2019-worldpride-stonewall50.nycpride.org
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