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63 Brooklyn Flea at Williamsburg Hotel

2008年から始まり既に10年が過ぎ、今では週末の名物イベントとなった”ブルックリンフリー”と呼ばれるフリーマーケット。

11月から3月の冬季は屋内で、4月からは屋外で週末の2日間行われている。

 

発足から9年間に渡りブルックリンフリーの土曜日の開催場所となっていた、フォートグリーンにある学校の校庭での開催が2017年に終わり、2017夏季と昨年1年間はその移転場所に苦戦をしていた土曜日のブルックリンフリー。

 

フォートグリーンでの開催がなくなり、ウィリアムズバーグにある公園内への移転が決まり2週間程開催を行なったが、近隣住民からの苦情が殺到し、更なる移転を余儀なくされた。

移転先がソーホーになり、土曜日だけマンハッタンで開催すると言う予定が立てられたが、こちらも結局2017年の夏季の3ヶ月だけ行われ、その後はまたブルックリンのIndustrial Cityへ戻る事になった。

冬季だけはこれまでも、このIndustrial Cityで開催されていたが、昨年はそのまま年間を通じてIndustrial Cityで土曜日に開催されていた。

 

そして、今年は夏季の間、土曜日のブルックリンフリーがウィリアムズバーグにあるWillimasburg Hotelで開催される事となった。

Williamsburg Hotelは、2012年にオープンして話題となったワイスホテルの並びに2017年にオープンし、2018年の夏にはそのルーフトップに完成したプールバーが人気を集めた事で知られるローカルにも観光客にも人気の高いスポットだ。

 

ワイスホテルが出来る前まで、人足もない殺風景な場所だったこのエリアが今ではおしゃれなコンドミニアムやホテル、リテイル、レストランなど、感度の高い人たちの集まるエリアとなっている。

 

Williamsburg Hotelも、土曜日にはホテル内のレストランがブランチを楽しむ人たちで大賑わいで、ホテルの目の前の道は大渋滞。

そして、このホテルの裏手にある屋外立体駐車場的なスペースでブルックリンフリーが開催されている。

ブルックリンフリーへの入り口は、ホテルの入り口ではなく裏手から入るようになっているので、道にある案内板を見て、人々が流れている。

このブルックリンフリーでは、古着はもちろん、地元のアーティストの作品や、多肉植物の入った可愛らしい鉢、古い着物や藍染の衣服を取り揃えたお店などが軒を連ねている。

店主とおしゃべりを楽しむ人もいれば、真剣な顔つきでポスターを選ぶ人、ブランチに来た帰りに立ち寄る人もいる。

フォートグリーンの時よりも少し手狭になった気もするが、ウィリアムズバーグの人気ホテルが会場となり、客層も観光客が増えたようだ。

 

新しい場所で開催されることになり、まだ1ヶ月も経たないがブルックリンフリーはどこで開催されてもその人気は変わらないのを感じた。

 

出店数はフォートグリーンのときよりも少ないように感じるが、夏季シーズンが始まってまだ間もないので、本格的な夏の到来に向けまたブルックリンに屋外で行われるフリーマーケットの活気が戻ってくるのだろう。

フリーマーケットでは飲食の販売はないが、この会場から歩いて数ブロックのところにある、イーストリバーパークではこちらも言わずと知れた、グルメイベント”Smorgasburg”が開催されているので、小腹が空いたら是非こちらにも足を運んでほしい。

“Smorgasburg”に関してはまた後日レポートをするが、こちらも週末の2日間ブルックリンで開催されている、ブルックリンフリーと肩を並べる人気のイベントだ。

 

ブルックリンフリーでは、大人も子供も”宝探し”をするように夢中になれる。

そして夢中になった後は、公園で一息つきながらSmorgasburgで食事を取るのもよし、近隣のおしゃれなレストランやカフェで休憩をするのもよし。

ウィリアムズバーグでブルックリンフリーが開催される事になり、また一つ、ウィリアムズバーグでの週末の楽しみが増えた。

 

Brooklyn Flea at Williamsburg Hotel
96 Wythe Ave. Brooklyn
brooklynflea.com

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