TOP > TOPICS > #48 STARBUCKS RESERVE ROASTERY
COLUMN
ニューヨークで最初のスターバックスの店舗がオープンしたのが1994年。
現在ニューヨークには約350ものスターバックスの店舗が存在する。
そして昨年12月、スターバックスはコーヒーの世界を存分に味わえるアップスケールの体験型コンセプト店、スターバックス・リザーブ・ロースタリー(Starbucks Reserve Rostery)を新たにオープンさせた。
2014年にできたシアトルの第一号店が大ヒット、続いてオープンした上海、ミラノに続く第4店舗目となる。
しかも今年には、シカゴ、そして東京の目黒にもオープンが予定されている今もっとも話題のスポットとなっている。
スターバックス・リザーブ・ロースタリーのニューヨーク店がオープンしたのは、チェルシー・ミートパッキングエリア。
アップルストアとチェルシーマーケットの間、しかもあのgoogle社の前。
ファッションやIT関係のオフィスが密集するエリアで、観光客にもローカル客にもアクセスしやすい絶好のロケーションである。
東京国際フォーラムを竣工したことでも知られる建築家ラファエル・ヴィニオリ(Rafael Vinoly)氏がデザインした9階建てオフィスビルの地下と1・2階の3フロアからなり、その面積は約23,000平方フィート(約2100平米)もある。
まるで蜂の巣のような印象的なビルの一角を丸々使った店舗はとにかく広い。
中に入るとまず目を引くのは、真正面に見える高さ9メートルのロースター。
年間150万ポンドのコーヒーを焙煎し、市内のリザーブ店へ運搬する。
店内には選りすぐりの豆を使用したコーヒーを提供するメイン・バーとプレミアムコーヒーを好みの淹れ方で淹れてくれるエクスペリエンス・バーのほか、米国初となるバー「アリビアーモ・バー」(Arriviamo Bar)もある。
さらに、ミラノ発のイタリアンベーカリーの「プリンチ」(Princi)がも併設されていて、コーヒーにぴったりの焼きたてパンやサンドイッチを提供している。
見所盛りだくさんでまるで博物館のような店内だが、至るところに椅子やテーブル、ソファやカウンターなどが設けられていて、静かにゆっくりと寛げる空間が非常に充実している。
実際、シアトル店に訪れるお客の滞在時間は通常のスターバックス店舗に比べると約4倍長いなのだそう。
オリジナルローストのプレミアムカスタムメイドコーヒが飲めるエクスペリエンス・バー。
フレンチ・プレスや人気のサイフォン、Chemex など7種の抽出方法から淹れ方を選ぶことができる。
カウンターに座って、希少で上質な豆を最高の状態で淹れるための訓練を受けているコーヒー・マスターからコーヒーについてレクチャーしてもらうのもいい。
2階のArriviamo Bar (アリビアーノバー)では、コーヒーやお茶をベースにしたスペシャルなカクテルを提供している。
入り口付近の広いエリアを占めるギフトコーナーはスペシャルなものばかりが揃っている。
中には、4500ドル(約55万円)するアーティストとコラボしたスターバックスのオブジェなんかもある。
コーヒー豆やコーヒーグッズはもちろんのこと、ニューヨーク店限定のグッズや、ニューヨークのスピークイージー(禁酒法時代のアルコールの
密売場所)のサインである目のデザインが入ったオリジナルカクテルグッズもある。
どれも本当におしゃれでお土産にぴったり。
プリンチは、イタリアのパン職人ロッコ・プリンチ(Rocco Princi)氏が1986年にオープンしたベーカリー兼カフェで、現在ミラノとロンドン、上海に店舗、そして昨年12月マンハッタンにも新店舗をオープンした。
STARBUCKS RESERVE ROASTERY NEW YORK
61 9th Avenue, New York, NY 10011
https://www.starbucksreserve.com/en-us/locations/new-york
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