おしゃれな若者が集まるノリータにオープンした、話題のミドルイースタンカジュアルファーストフード店に行ってきた。

今年5月、ノリータに現代風ミドルイースタンフード(中東料理)カジュアルレストランがオープンした。

ミドルイースタンフードというと日本ではあまり聞きなれないかもしれないが、ヘルシー志向が多いニューヨークでは意外によく見かけるメジャー料理の一つだ。

ファラフェルやフムスといった野菜や豆類を使ったヘルシーな料理といえば少しイメージしやすいかもしれない。

ソーホーのメイン通りから少し入ったマルベリー通りの、落ち着いた街並みの中に突然現れるネオンカラーの可愛いインテリアが印象的な”DEZ”。

モロッコをイメージしたポップなインテリアは、女心をくすぐるインスタ映えの要素がたっぷり。

カジュアルファーストフード界の女帝とも言われ、ニューヨークのビーガンやイタリアンファーストフードを次々にヒットさせているサマンサ・ワッサー(Samantha Wasser)と、イスラエル系カナダ人シェフでTVショー’トップシェフ・カナダ’のパーソナリティとしても知られるエーデン・グリンスファン(Eden Grinshpan)。

この話題の二人がタッグを組んでオープンした当店はオープン前から話題となり、多くのメディアが取り上げていたほど。

訪れた日も、店先テラスにはオーナー/シェフのエーデンと有名フードブロガーが楽しそうにランチしながら、インスタライブで宣伝していた。

なんともニューヨークらしい。

さて料理はというと、MEZESと呼ばれる軽食からサラダ、ボウル、ピタサンド、スイーツまで、朝から夜まで楽しめるメニューが揃っている。

メニューに写真はなく、名前からは想像しにくいものが多いので、インスタ写真から選ぶのがいいかもしれない。

メニューには、ベジタリアンやビーガン向けの表記から卵やナッツまで細かい成分までも表記されている。

ドリンク類も充実している。中でもローズレモネードは、程よい甘さの中にほのかにローズが香りすっきりと美味しい。

コーヒーや抹茶の他、ビールやワインなどのアルコールも提供している。

料理の見た目はもちろんのこと、メニューやプレート、ナプキンなど細かいアイテムもカラフルなデザインがいちいち可愛い。

しかもすべての持ち帰り用パッケージは、リサイクルか肥料化が可能なものを使用し、ストローもプラスチック製ではなくペーパーストローと地球にやさしいのも嬉しい。

見た目や味だけじゃなく、身体にも環境にもやさしい、なんとも今どきのニューヨークらしいレストランの登場である。

お店のスタッフ”イチオシ”の「SHAWARMA BURGER」$13。

ビーフの串刺しを削ぎ落としたものにクリスピーフライされたサクサクの茄子やきゅうり、オニオン、パセリなどをピタ(ブレッド)に挟み、タヒニソース(中東のゴマソースでヘルシー志向のアメリカに人気のソース)をかけたもの。

それぞれの味が絶妙なバランスで混ざり合いペロリといけてしまう。

“JEWELED RICE”という名前に惹かれてオーダーしたボウルプレート$12。

サフランライスの上にグリルチキンとピスタチオ、レモンヨーグルトとハーブを乗せた一品

DEZ
227 Mulberry Street New York, NY 10012
https://inthedez.com/

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