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What’s HEART SHARING PROJECT.

What’s HEART SHARING PROJECT.

 

Mother’s Industryの推進する
HEART SHARING PROJECTとは?

 

Mother’s Industryがアパレル事業と並行して取り組んでいることのひとつに「HEART SHARING PROJECT」があります。具体的にはどんなことを行っているものなのか?代表の笹野信明さんにお話を伺いました。

 

HEART SHARING PROJECTは、具体的にいつごろ考え始めたものですか?

笹野:僕がちょうどLAに出張に出ていて帰ってきた日に、2011年の東日本大震災が起こりました。あのとき日本に帰国してすぐで、コンビニかどこかにいたときに、自分の中でふわっと揺れた感じがしたんです。(関西にいたので)揺れたのかどうかわからないですけど、「あれ?気持ち悪いな」と思って。帰ってきて体調がおかしいのかなと思ってたんです。その後、事務所に行ったら大変なことになってますって聞いて、映像を見ました。あそこまでの震災の映像は、子供のころから体験したことがなかったのですごく衝撃を受けて。最初にそこで何かしたいと思ったのが自分の中での始まりです。

 

そのころボランティアっていう認識もあんまりなくて、ただとにかく何かしたいから、寄付をできないかと。そのとき、会社もそういうことができる規模感でもなかったんですけど、会社の10日分くらいの全体の売り上げの10%だったと思うんですけど、それを最初に行ったのがきっかけですね。2011年の3月か4月頭くらいで、計画してやるというより、すぐに自分たちでできることかなと思ったので、スタートはそこからです。

 

そのときはドネーションという形で始まり、プロダクトを作ったのは今シーズンが初めてなんですね。

笹野:そうです。最初はプロダクトとかではないですね。企画というよりも、突発的な気持ちやその時の衝動からです。それがゆくゆく、HEART SHARING PROJECTの名前になっていくんですけど。

 

ネーミングも素敵ですが、それを立てて動き始めたのはいつごろですか?

笹野:その2年後とかかな。災害とか起こるたびに、企業としてやってるというよりも自分たちのスピリッツ的に。お客様も、被災地で困られてる方も人と人がつながっていて、みんなで応援してるという気持ちを膨らましていったほうがいいかと思って。もっともっとみんなが繋がって、ハートを分かち合って、辛いことも喜びも分かち合えるように、そういう気持ちがありました。それをうちの営業スタッフの提案で、「それだったらHEART SHARING PROJECTがいいんじゃないですか」と。自分たちだけでなく、お客様もそういう気持ちを持っていると思うので、みんなでやっていく事を軸にしておこうと。お金や物資だけではなく、自分たちができる範囲で繋げていこうというところからです。

 

今年のコロナ禍によって始まったプロジェクトではなく、長いスパンで貢献しているものなんですね。

笹野:そうなんです。ちょっと前に、(震災などの被災地で)物資などが一度に集まっても、それを振り分ける体制などが整っていないとなかなか受け入れてもらえないことを知りました。それに、最初は集まるけど、年月が経ったときには不足していると聞いて。そこでもう一度アクションを起こして、ということを繰り返してやってます。

 

今、プロダクトとしては、エコバッグとマスクをオンラインで販売していますが、これから考えている展開は?

笹野:この活動を自分たちのできる範囲で、最初のマインドを失わずに続けていきたいという気持ちがあります。次はバッグやリュックなどを作り、みなさんにより使用してもらってHEART SHARING PROJECTっていう名前が出てくることで、それを通して誰かに結びつけていくということができたらと思っています。

オンラインで販売している抗菌加工のオリジナルマスク。ゆるやかな立体形状で肌に直接あたる内側はガーゼで柔らか。3色5型で展開しており、アイボリーとベージュは片側に入る文字のカラーがブラックとピンク、ブラックのマスクは文字がホワイト。

 

MIDIUMISOLID
ピースラビングピープルマスク
¥2,530(本体価格¥2,300)

 

震災や今年のコロナのように、これまでと違った日常や生活で社会が滞ったときに発信していく意義はどんなとこだと思いますか?

笹野:デジタル化とかそういったことも大切なんですけど、こういうときだからこそ、人と人との気持ちをつなげていくというか。実際プロダクトを作って、売上金の一部をドネーションするということをやるにしても、会社としては厳しい環境下ではあります。でもこういう時だからこそ、それを諦めずにしっかりやり続けていくことに意義があるのではないかと思っています。

 

社会貢献活動の一環だと思いますが、アパレル企業として社会貢献できるのはどんなことだと思いますか?

笹野:地域のクリーンアップをしたり公園の清掃をしたり、そういう活動は進めています。それは会社主導ではなく、社内でアイデアを募って出してもらい、できることからやっていこうということで。企業としてのアイデアというよりは、そこもハートをつなげていくためには、いろんな人を一緒に巻き込んでやっていったほうがいいよねっていうのは自分の中にありますし、今後もっと増やしていきたいですね。プロダクトを作るためではなく、一時的なものでもない。長いスパンで活動していくものなんです。これはMother’s Industryがある限り続けていく活動かなと思っています。

サスティナブルにも配慮したツヤのある再生繊維のエコバッグは2色展開。かなり小さくたためてコンパクトにまとまるのでバッグの中でもかさばらず持ち歩きにも便利。

 

MIDIUMISOLID for Ladies
エコバッグ
¥6,380(本体価格¥5,800)

※マスクとエコバッグは売上金の10%を公益財団法人 日本ユニセフ協会 新型コロナウイルス(COVID-19)に寄付いたします。

 

 

Mother’s Industry
代表取締役 笹野信明

PROFILE/
mizuiro ind、MidiUmi、MIDIUMISOLIDの3つのブランドをベースに、全国で展開するセレクトショップ「MARcourt」「MARcourt DESIGNEYE」などの運営も行うMother’s Industry代表。旗艦ブランドのひとつであるMIDIUMISOLIDのディレクターも務める。

 

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