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From FIRENZE: Pitti Uomo – ピッティ・ウオモ –

会場のバッソ要塞

会場のバッソ要塞

 

新しい年を迎えた1月、今年も世界中の紳士が集まるメンズファッションの見本市「Pitti Immagine Uomo(ピッティ・イマージネ・ウオモ」がフィレンツェのバッソ要塞で開催されました。年に2回、フィレンツェで行われるこのイベントには、ブランドから発表される新作コレクションを求め、各国からデザイナーやバイヤーが集結します。「トレンドが生れる」と言われるだけに、訪れる人々も思わず目を止めてしまうようなお洒落さんばかり。

 

会場前でシャッターチャンスを待つカメラマン

会場前でシャッターチャンスを待つカメラマン

 

ホテルや駅などが密集している中心街から徒歩15分ほど離れた場所にある会場ですが、そこへ続く道はまるでファッションショーのランウェイ。各々、ご自慢の衣装に身を包み堂々と会場入り。その瞬間をフィルムにおさめようと、カメラマンたちは必死にシャッターを切ります。事前に登録をした関係者しか参加できないイベントではありますが、一流のコーディネートをひと目見ようと足を運ぶ学生の姿も。
業界のトップを走る人々から直接刺激を受ける事が出来る、フィレンツェで学ぶ学生ならではの体験ですね。

 

会場入りする紳士の列

会場入りする紳士の列

 

メンズウェアの見本市という事もあり、服はもちろん鞄やアクセサリーなどを発表するブースが殆どですが、時にはファッションを取り入れた立体作品の展示も行われます。有名プロダクトデザイナーの作品が飾られる事もあるようで、ファッションのみならずあらゆる業界からも注目されている事が窺えます。

 

会場前から

会場前から

 

ピッティ・ウオモのメインはもちろん会場内で行われる各ブランドの展示ですが、会場の外で行われている「フォトシューティング」も注目すべき事柄のひとつ。

この時期、日本はもちろん各国のファッション雑誌やサイトではイベントに関連したスナップ写真を見かけることが。クラシックやモダンスタイルといった、ファッションを愛するあらゆる人々の姿がおさめられている為、イベントに参加できなくても会場の雰囲気を味わうことができます。
そんな世界中のお洒落さんとブランドが一堂に会するイベントに賑わう1月のフィレンツェでした。

 

近所のカフェで一息

近所のカフェで一息

 

*おまけ
外へ一歩出れば、喫茶店で溢れるコーヒー大好き大国、イタリア。チェーン店などは殆どなく、昔ながらのバルが多いので、出てくるコーヒーはもちろんブリオッシュやお菓子などもその店により様々。普段なら近場のバルのエスプレッソだけど、時間のある休日はお気に入りの場所でカフェラテとウェイターイチオシの甘味を頂き、一息。1週間頑張った自分へのちょっとしたご褒美を楽しんだ、とある休日でした。

 

 

[PROFILE]
MISA

イタリア在住のフリーランスデザイナー。フィレンツェの美術専門校を卒業後、紳士服店のグラフィックデザイナー兼テキスタイルデザイナーで、今はフリーのグラフィックデザイナー等、活動している。
Instagram @misa_7979

 

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