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COLUMN
冬晴れのフィレンツェ
季節はすっかり冬に。街は着々とクリスマスへと向けたイルミネーションの準備に取り掛かっていました。通りによって変わるデザインを楽しみながら、この季節ならではの景色を楽しみます。
クリスマスデコレーションのバル
イルミネーションに合わせ、お店のショーウィンドウもクリスマスムード一色に。カフェやお菓子屋さんのショーウィンドウには、イタリアのクリマスケーキ「パネットーネ」や「パンドーロ」が可愛らしいデコレーションと共に飾られていました。
ハイブランドが立ち並ぶ通りでは、各店舗のみせる個性的なディスプレイに足を止める人々の姿が。思わず私も写真を一枚。カラフルな装飾に囲まれたアイテムが、一層魅力的に感じる可愛らしいディスプレイでした。
人形劇
そんなブランド通りの先にも気になる人々の姿が。レトロな音楽が流れる広場には、普段滅多にない催しが行われていました。広場の子どもたちが見ていたのは、マリオネットを使った人形劇。音楽に合わせて人形が歌って踊る姿を、興味深そうに見つめていました。今の時代には見ることがない、レトロ感万歳の人形劇に大人も子どもも釘付けでした。
トルナブオーニ通り
日の短くなったこの季節、街が薄暗くなる頃にイルミネーションに明かりが灯ります。デザインの違う電飾を楽しみながら向かう先は、ハイブランドが軒を連ねるVia de’ Tornabuoni(トルナブオーニ通り)。フィレンツェの街でも特に美しいイルミネーションが見られるこの通り。オレンジ色のライトが降り注ぐ通りには、プレゼントのオブジェが設置され、通りがかる人々のフォトスポットとして注目を集めていました。
中世の街並みを彩る美しいイルミネーションとクリスマスを待ち望む街の雰囲気を楽しんだ1日でした。
Maritozzo(マリトッツォ)
*おまけ
前に友人から「Maritozzo(マリトッツォ)」が流行っていると耳にしたので、今更になってそんなイタリア菓子を食べに向かいました。うっすらと存在は知っていましたが、フィレンツェのバルで見ることがあまりなく、縁がなかったマリトッツォ。調べると、イタリアのラツィオ州が発祥で、ローマでは朝食として親しまれているのだとか。そんな見聞きでしか存在を知らない噂の菓子パンをついに食べる機会を得たので、思い切って注文してみると…。思ったよりもインパクトのある見た目のものが登場。上下のパンが霞むほどの大量のクリーム。甘いパンに挟まれた甘い生クリームとカスタードでお腹いっぱいに。甘いものが好きな方には嬉しい一品でした。
[PROFILE]
MISA
イタリア在住のフリーランスデザイナー。フィレンツェの美術専門校を卒業後、紳士服店のグラフィックデザイナー兼テキスタイルデザイナーで、今はフリーのグラフィックデザイナー等、活動している。
Instagram @misa_7979
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