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COLUMN
テラスからの眺めも最高!2015年にミートパッキングディストリクトに移転したホイットニー美術館でアメリカンアートを楽しむ。
ホイットニー美術館は、1931年に富豪であり彫刻家だったガートルード・ヴァンダービルト・ホイットニー(Gertrude Vanderbilt Whitney)によって設立された。
オープン当初の建物は、グリニッジ・ビレッジにあったが、その後、ミッドタウン、アッパーイーストサイドと移転し、2015年に現在の地、ミートパッキングディストリクトでリニューアルオープンした。
この立地はハイラインやハドソン川が隣接していて、とても雰囲気があるエリアでお洒落なお店やレストランが集まることから、週末には観光客や感度の高いニューヨーカーが多く集まる。
この新しいホイットニー美術館の設計はイタリア人建築家のレンゾ・ピアノ氏が手がけた。
あのパリのポンピドューセンターや、関西国際空港のターミナルも設計した、とても独創的で斬新なデザインで有名な建築家である。
ホイットニー美術館は、20世紀初頭のアメリカでは、まだ若いアーティストの作品は全くと言っていいほど評価されなかった時代に、それらを購入、展示し始めた非常に珍しい美術館であり、そのコレクションはアメリカの近代・現代アートが中心。
特に20世紀アメリカの具象絵画を代表する画家として有名なエドワードホッパーを多数収蔵していることで知られている。
また、アート界の一大イベントとも言われる、「ホイットニー・バイエニアル」を開催していることでも知られる。
1932年にスタートした伝統ある特別展で、ホイットニー美術館のキュレーターが若い新進アーティストを選出し、彼らの作品を展示するエキシビションである。
1973年以降2年に1度行われており、アメリカの現代アートのトレンドを鑑賞できる貴重な機会ということで、開催時期はかなり混雑する。
Winter Bitch, 1959; Andy Warhol, Elvis 2 Times, 1963
Jasper Johns, Three Flags, 1958; Allan DʼArcangelo, Madonna and Child, 1963.
Tom Wesselmann, Still Life Number 36, 1964.
Florine Stettheimer, New York/Liberty, 1918-19
Nick Mauss, Images in Mind, 2018. Hanging: Alexander Calder, Hanging Spider, c. 1940.
Women and Dog, 1963-64; Rosalyn Drexler
最上階には自然光がたっぷり入り開放的なカフェもある。
Norman Lewis, American Totem, 1960
1階のロビー横に常設されているギフトショップも品揃えが充実している。
館内に展示されているアート作品の商品はもちろん、本や雑貨、おもちゃやニューヨークのローカルブランドとコラボレートした服などセンスが良くお土産にぴったりなものが揃うのでオススメ。
個人的にとっても気になっていたのが、ニューヨーク在住日本人アーティストのYUKI AND DAUGHTERさんのこのフェイクなお肉たち。
とてもユニークで可愛いデザインはホイットニーのオリジナルらしい。
お土産にぴったりなカードもメッセージがポップで面白い。
アート本のセレクトもかなりある。
館内にはあるが入場しなくてもいけるので、立ち寄ってみるのもいい。
金・土曜の夜は22:00までオープンしているので、夜の夜景を楽しみながらの鑑賞するのもいい。
館内では、エリアごとにツアーも開催しているので時間をチェックしてみよう。(英語のみ)
Whitney Museum of American Art
99 Gansevoort Street NEW YORK, NY 10014
whitney.org
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