創業1914年の老舗高級フードストアで食べる、激うまスモークサーモンサンド。

創業100年を超えるローワーイーストサイドのジューイッシュ(ユダヤ系)老舗デリ”Russ and Daughters”が本店とは別に2014年に新たにオープンさせたこのカフェは、スモークサーモンをはじめ、魚の燻製やキャビア、ベーグルなど、本格的なジューイッシュ(ユダヤ人)の料理、コーシャ料理(ユダヤ教徒が食べても良いとされる「清浄な食品」)が味わえる。

創業者のジョエル・ラスは、1907年に東欧から移住し、当時移民が多く住んでいたこのエリアに本店をオープンさせた。

最初は違う店名だったが、彼の3人の娘たちが2代目となったことから現在の名前に変えたそうだ。

家族4代にわたって受け継がれ、現在は、4世代目のニッキーさんがオーナーとしてお店を取り仕切ってる。

店内は白を基調としたダイナー風。ゆっくりと寛げる空間だ。

なかでもスモークサーモンやキャビアのセレクションは有名。

お一人様にぴったりのカウンター席もある。

この日は平日の朝ということもあり、朝9時でもほぼ並ばずに入れた。

小さな店にも関わらず、活気があって店員のサービスも行き届いている。

これも人気店であるための重要なポイントだ。

一番人気の”The classic Board(クラシックボード)” のサーモンベーグルサンドは、100%ナチュラルのクリームチーズ、自家製ベーグルにトマト、玉ねぎ、ケイパーがついてくる。

たっぷり盛られたフレッシュなサーモンは塩味が絶妙で、もちろんそのまま食べても美味しい。

卵料理、スープのほか、チョコレートバブカのフレンチトーストなどスイーツ系もあるので、皆でシェアするのもいい。

ドリンクも豊富で、コーヒーからビール、なんと$350のシャンパンまである。

昼下がりにお酒を飲みながら美味しい燻製をつまむなんてのもいい。

お会計とともに出てくるお洒落なチョコレートキャンディとイラストハガキ。

こちらのカフェはテイクアウトはなく、予約は取らないので、行列覚悟で行ってみよう。

週末の混んでる時間は2時間以上待つこともあるとか。

平日や朝はやい時間、午後など空いている時間を狙っていくことをお勧めする。

それだけ並んででも行きたくなるカフェであることは確かだ。

テイクアウトの場合は、同じエリアにある本店デリへどうぞ。

2015年には、アッパーイーストのユダヤ人博物館に、そして2019年にはブルックリンのネイビーヤードに新店舗をオープンさせている。

Russ & Daughters Cafe
127 ORCHARD STREET New York, NY 10002
russanddaughterscafe.com