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68 STORY at Macy’s

ニューヨークの老舗百貨店が、近年ニューヨークでも急上昇をしているコンセプトショップの先駆けとも言える”Story”との提携を行い、今年4月に初披露となった。

今回のテーマ、”カラー”の全容と、この”Story at Macy’s”をご紹介しよう。

 

言わずと知れたニューヨークの老舗百貨店メイシーズ。

今回訪れた本店の拡張・改装工事は2015年頃に終わり、ブルックリンにあるメイシーズも昨年拡張・改装工事が終了した。

そしてここ近年、メイシーズは活発的に新しい試みを行っている。

この4月に初お披露目となった、この”Story at Macy’s”もその一つ。

 

“Story”とは2011年にチェルシーに登場したコンセプトストアだ。

このコンセプトストアの最大の特徴は数ヶ月に一度、内装や商品がテーマに沿って総入れ替えされると言う点だ。

 

様々な企業やブランドとコラボレーションを行うことによりこれが実現する。

企業側にとっては自分たちの商品を消費者に体験してもらい、知ってもらうきっかけをこの”Story”で得ることが出来、私たち消費者にとっては、新しい様々な商品との楽しい出会いの場となる。

 

今回のテーマは”カラー”。

フロアが色分けされていて、その色の商品が並んでいる。好みの色で所持品を統一したいと言う人には最高の陳列方法!

 

協賛のリーバイスとCrayolaによるコラボレーション商品。
子供用のジージャンやスウェット。
Crayolaの箱を模したカラフルな靴下。
その他、Crayolaの商品や、お絵かきを楽しめるピクニックベンチが設置されている。

 

コスメブランドのMACも”カラー”をテーマに自社商品のカラフルなアイシャドウ壁にディスプレイ。

お客さんは好きな色を組み合わせて自分好みのパレットを作成する事ができる。

 

“カラー”と言うテーマに沿ってさえいれば、その内容はアパレルから雑貨、コスメ、おもちゃまで何でもある幅広いラインナップ。

Lite Brite と言う日本でも昭和の頃に流行ったと言う幻のおもちゃがある。

筒状の色のついたプラスチックの棒を、自分で自由に組み合わせ絵を作る。

後に電気をつけるとそれがネオンのように光ると言うアートなおもちゃ。

これの巨大版がLitezilla。販売しているわけではなく、これも”カラー”と言うテーマに沿った体験企画なのだ。

ここには、こうした存在すら知らなかった物がたくさんあり、楽しい気持ちになる。

いくつかの商品や、こうしたLitezillaなどには商品説明分がついていて、”HUE SHOULD KNOW…”と言う同じ文頭で始まっている。

” HUE”ではなく、本来”YOU”なのに、何故だろうと思った方にお教えしよう。“HUE”とは”色合い”と言う意味があるのだ。“HUE”と”YOU”をかけた英語的とんち。

 

今回のテーマは6月末までの開催。

模様替えのため数日間、このSTORYのフロア部分のみが閉鎖となり、7月上旬には次のテーマがお目見えする。

次のテーマが何になるのか気になる所だが、まだ次のテーマが何になるのかは秘密。

Macy’s Herald Square(今回訪れた店舗)
151 W 34th St, New York, NY 10001
macys.com/social/story/

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