TOP > TOPICS > #46 PUBLIC an Ian Shrager Hotel
COLUMN
ロウアーイーストのおしゃれホテル開発の火付け役ホテルは、Airbnbに対抗するための新しいサービスを提供するホテルだった。
以前、このブログでも少し紹介したが、現在、マンハッタンのロウアーイーストサイドのホテル開発の勢いがすごい。
バーやストリート系のストアなどが多く、夜の街のイメージが強かったこのエリアは、この数年で大きく変化している。
若者向けのヒップでセンスのいいホテルがどんどん建っている。
なんと今年には、あのACE HOTEL(エースホテル)もオープン予定だからこれからどんどん変化する目が離せない注目のエリアなのだ。
これらのホテル開発の火付け役とも言える「PUBLIC, an Ian Schrager hotel (パブリック イアン シュレーガー ホテル)」がオープンしたのは2017年。
そのインパクト大のオシャレなネオンエスカレーターがアイコンとなり、SNS効果もあってか瞬く間に有名になり観光スポットと化した。
創業者はブティックホテルの先駆者と言われるイアン・シュレーガー(Ian Schrager)氏。
「Luxury For All(ラグジュアリー・フォー・オール)」をコンセプトとし、Airbnbには真似できない、現代人が本当に求めるホテルサービスとは何かを追求し、不要なサービスを削ぎ落とすことでラグジュアリーだけど低価格なホテルを実現させた。
館内に3つあるバーはカクテルバー、ルーフトップバー、ラウンジバーと、気分やシーンによって使い分けられるようになっている。
「THE ROOF」と呼ばれるルーフトップバーからは、エンパイアステイトビルなどマンハッタンの高層ビル群が望め、週末ともなればオシャレでヒップな若者たちや観光客が列をなす。
メインラウンジは朝には大きな窓一面から太陽の光が差し、ゆったりとくつろぐことができ、夜はライトが落とされムードたっぷりのナイト空間に変化する。
壁一面に陳列されたセンスのいいオブジェたちは、一つ一つこだわりが感じられるものばかり。
こういったコミュニティスペースを充実させたホテルは最近のニューヨークの流行りとなっている。
地下にはPUBLIC ARTと呼ばれるイベントスペースがあり、ヨガやライブミュージック、上映会など宿泊者はもちろんのこと、一般の人も楽しめる様々なイベントが開催される。
もちろん、食にもこだわっている。
二つあるレストランは、どちらもあの三ツ星セレブフレンチシェフ・JEAN-GEORGES(ジャンジョルジュ)監修。
オーガニックでヘルシーなスローフードを「ファスト&カジュアル」で提供するテイクアウトに最適な「LOUIS」キッチン。ここで買ってテーブル席やテラス、ラウンジで食べることができる。宿泊者はアプリを使ってオーダーも可能。
そしてもう一つは同じフロアの奥に位置するパブリックキッチン(PUBLIC KITCHEN)。
シェフが旅して出会った世界の様々なスタイルを取り入れた「ワールドフード」を提供している。
トリュフピザが絶品だとか。
予約が取りにくいレストランとしても知られている。
同じフロアには、セレクトショップも。
オシャレな小物やアクセサリーまで、センスの光る選りすぐりのアイテムが揃う。
パブリックホテルのオリジナルグッズも購入可能。
PUBLIC, an Ian Schrager hotel
215 Chrystie St, New York, NY 10002
publichotels.com
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