TOP > TOPICS > #07 CASA MAGAZINES
COLUMN
マンハッタンはウエストビレッジに、1995年から変わらず営業を続けているマガジンショップの Casa Magazinesも、今年で創業23年目。
8アベニューと12丁目の鋭利な角に存在する、とても小さなお店。
このエリアでは有名な本屋である。
Casa Magazinesでは、ファッションを始めとし、トラベルのような趣味本、新聞にポルノまで、約2000タイトルはストックしていると言う。
お店のマネージャーでもありオーナーの一人でもある名物おじさんのモハメドさん、少し頑固者で初めは取材をお断りされるも、本の話で盛り上がると最終的には快く許してくれた。
Vogue一つとっても、アメリカのみならず、フランス、イタリア、インディア、ブラジル、アラビアなど、幅広く取り扱っている。
色んな国の色んな雑誌がここではお目にかかれる。
もちろん日本の雑誌も、ポパイやヌメロジャパンなどが取り扱われていた。
店内はご覧の通り、狭い!その狭く限られたスペースに所狭しと並ぶ雑誌。
年季の入った額縁に飾られた表彰状には、’Best Use of Limited Store Space’と書かれている。
まさにこの限られたスペースを床から天井まで、雑誌が積み上げられている店内をみると、納得。
気になったメッセージを発見。
“雑誌を愛しているなら、印刷業界が続くことを願うなら、みんなで買って愛し続けて行こうじゃないか”
デジタル化が進む世の中に、こう言う名物おじさんが働く貴重なローカルビジネスをどんどんサポートしていきたい。
こう言う古いお店がウエストビレッジなんてファンシーなエリアに混在するのも、ニューヨークならではである。
CASA MAGAZINES
22 8th Avenue, New York, NY 10014
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