TOP > TOPICS > talk about mizuiro ind 池田奈加子さん×髙橋みどりさん
BRAND
『ミズイロインド』のPRを担うオーエンスの代表として長年ブランドとともに歩んできた髙橋みどりさんが、『ミズイロインド』をよく知る方々とともにファッションやその魅力について語り合う対談の第2弾です。
今回は、青山通りから1本路地に入った場所に佇む『ミズイロインド 青山店』に、スタイリストの池田奈加子さんをお招きしました。
デザイナー自ら選んだ、世界各地から集められた家具や調度品が醸すミズイロインドならではの空間で紡ぎだされた、大人の女性のおしゃれ観とは?
プロフィール
スタイリスト。アパレルショップ販売員、インポートブランドのプレスを経て現在に至る。女優やモデルからの信頼度が髙く、ファッション誌や広告などで活躍中。
芯の強さがありながらしなやかさも漂うスタイリングが人気。
著書に『おしゃれの「落とし穴」 45歳からの永遠のファッション・セオリー』(講談社)がある。
株式会社Oens代表 兼 イメージングディレクター。
1990年の『バーニーズ ニューヨーク』日本進出にともない、バーニーズジャパン宣伝部ジェネラルマネージャーに就任。
その後、『ジョルジオ アルマーニ ジャパン』広報室長を経て、2000年に『エストネーション』を立ち上げる。
2005年6月に独立し、株式会社オーエンスを設立。
PR・マーケティング業をこなすかたわら、働く女性を応援するためのブランド・化粧品などのプロデュースに力を注ぎ、講演・セミナーにも積極的に登壇。
オフィシャルブログ
midroom ミッドな話題よりどりミドリ
今回は、女性誌『éclat(エクラ)』などで『ミズイロインド』のスタイリングを数々手掛けられた池田奈加子さんと、いろいろお話したいと思います。
池田さんといえば、素敵な女優さんやモデルさんをより輝かせるスタイリングが好評ですが、なにか気を配っていることはありますか?
スタイリストを始める前、アパレルショップの販売員をしていた時に“デザイナーの想いや意図することをお客様に伝え、その空気感をまとってもらうことで付加価値が生まれる”と学んだことが原点です。
現場では、女優さんやモデルさんのいいところが、より魅力的に際立つスタイリングを心がけています。
弊社スタッフが池田さんの携わっているスチール撮影に立ち会った時、「下半身が写らないカットなのに、その部分もきちんとコーディネートされていたのが印象的だった」という話を聞いたことがあります。
スチールでは、撮影した部分以外は切り取られてしまいますが、実際にその服を着るときには頭から足まで、さらにはグルッと360度見えるので、そのリアリティを大切にしたくて。
その空気感が、写真でも伝わるといいなと思っています。パーソナルスタイリングもされている髙橋さんは、なにか意識していることありますか?
まず、伺うようにしているのは「どんなシーンで着るスタイルか」ということ。それは、そのシチュエーションで自分をどう見せたいかによって、選ぶものが変わってくるからです。
それと、オシャレ初心者の方には「コーディネートで使う色は3色以内に」ということをご提案しています。
おしゃれ初心者さんには、白と黒を使ったらプラスする色はグレーに、ネイビーと白を使ったらプラスする色はブルー、というように、最初に決めた2色を溶いたときにできる色を加えるとまとまりやすいですよ、とお伝えしています。
『ミズイロインド』は、それらの色がメインカラーとして展開されているので、おしゃれ迷子になりにくいのかな、と。
私も『ミズイロインド』の色は日本人の肌色に合うな、と思っていました!
今、髙橋さんがお召しになっているワンピースのベージュも、洗練されていて素敵です。
『ミズイロインド』って、デザイナーの方が好きなものを作っているだけじゃないことが、袖を通すとわかるんです。
女性の体を美しく魅せようと、こだわりと愛情をこめて丁寧に作られているし、着る人のことをとてもよく考えられているな、と。そういう物作りをしているブランドの服は、それを着たお客様が気持ちいいと感じることができる。
『ミズイロインド』は、人を幸せにするブランドなんですよね。
着る人それぞれのスタイルに寄り添ってくれますしね。
大人世代には、動作を邪魔せず、ふとした瞬間に気持ちよさが感じられる服がいいなと思っていて、それがまさに『ミズイロインド』なんです。
流行に左右されずに、大人の女性ならではのナチュラルスタイルが叶うブランドだと思います。
あと、コストパフォーマンスがすばらしい!
心地いい素材を吟味しつつ、デザイン性やモード感が加えられてのこの価格帯は、ほかではあまり見ないです。
本当そうですよね。
もしかしたら(近い将来)今よりワンランク上のライン『ミズイロインド プレミアム』みたいなブランドがあっても、おもしろいかもしれませんね。
たまに、「いつも同じような色や形のアイテムを選んでしまいます」というお悩みを聞くのですが、おすすめの解決策はありますか?
少しデザイン性が髙いボトムを選んでみるのはいかがでしょう。
顔から離れているし、ベーシックカラーならエッジが効きすぎず取り入れやすいはずです。
たとえば、はくだけでおしゃれが決まる、表情豊かなスカートとか……。
お洒落度がアップして、斜めに入ったタック使いによって気になるお腹まわりもカバーできそう。
一石二鳥ですね!
刺しゅうが施されたエアリーなエスニック風ブラウスも、きれいめにまとまります。
あと、フォルムがユニークなサルエルパンツもおすすめです。
ネイビーなら、そこまで抵抗感もないし、落ち着いたイメージになりますね。
個性的なボトムは、シンプルなブラウスを合わせて大人っぽく仕上げましょう。
ツバ広ハットをかぶれば、エレガントなムードが漂うスタイルになります。
ワンピースの着こなしが一辺倒になってしまう、という声もよく耳にするのですが……。
前が開くシャツワンピースは、一枚ではもちろん羽織りとしても使えるので着まわし力が抜群。
膝が隠れるくらいの丈なら、ボトムを重ねた時も好バランスがキープできますよ。
なるほど! 『ミズイロインド』には“フレアシャツワンピース”というアイテムがあるのですが、人気が髙く定番的な存在なのは、そんな理由からかもしれません。
薄手で肌触りがいいコットンローンの生地は、季節問わずまとえますしね。
このワンピースを使った、池田さん流の着まわし術が知りたいです!
まずは夏の着こなしから。
ドレープが美しい淡いベージュのワンピースなので、さらっと着るだけでサマになり、涼しげな雰囲気に。
メルカドバッグやサンダルを合わせると、全体が軽やかに仕上がります。
足元を華奢なサンダルに変えたら、リゾートシーンでも活躍してくれそうです。
晩夏は、カーディガンを重ねてきれいめに。メリハリがつく黒を選ぶと目線が上がり、スタイルアップ効果が図れます。
靴とバッグも黒でまとめると、よりスッキリ感が増しますね。初秋ならどんなスタイリングに?
ワンピースの前ボタンを全開にして、アウター感覚で羽織るスタイルです。
袖をひと折りすればパフスリーブ感が薄まり、また違った雰囲気が楽しめます。
ホワイトデニムを合わせて、カジュアルにまとめてみました。
前ボタンを開けるとIラインが生まれて、スラッと見える効果も発揮してくれますね。
ロングブーツを合わせると、さらに秋らしさに拍車がかかります。
大判ストール重ねてウエストマークすれば、スタイルアップも叶います。
4ポーズとも印象がガラッと変わって、どれも本当に素敵です!
小物やジュエリーを変えるだけでも、季節感や雰囲気に変化がつけられ、コーディネートの幅が広がりますよね。
年齢を重ねると、今まで似合っていたものが急に似合わなくなったりしませんか?
私は、黒が苦手になってしまい、明るい色を昔より積極的に取り入れるようになりました。
そういうこと、ありますよね。
同じ黒でも、透け感や光沢があるもの、墨黒など幅広いので、自分に合うものを探してみるのもひとつの手です。
ひとりで決めず、ショップスタッフさんにすすめてもらった色にトライしてみるのもいいかもしれません。
失敗してもいいから、新しいものにチャレンジしていくべきですよね。
そのときは似合わなくても、髪色やメイクを変えてみたら似合うようになるかもしれないし……。
極端にいえば、ぜったいに似合わないものというのは、誰にもひとつもないのかもしれません。
女性は、一生自由でいい!
フレキシブルで、すばらしい考え方ですね!
池田さんのお話も、参考になることばかりでとても楽しかったです。
本日は、ありがとうございました。
mizuiro ind 青山店
〒107-0062 東京都港区南青山3-18-3 [Google map]
03-6447-4205
営業時間 11:00 – 20:00/定休日 不定休
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