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COLUMN
ロックンロールの歴史
最初に断って置かなくてはならないのは、この歴史的エキシビジョンは既に幕を下ろしている。
今月上旬までメトロポリタン美術館に置いて、70年と言われるロックンロールの歴史上初のアートミュージアムでのエキシビジョンが開催されていた。
オハイオ、クリーブランドにある’Rock & Roll Hall of Fame”との共同で音楽という文化が、アートとしてメトロポリタン美術館で展示され、開催期間中多くの人を魅了した。
エキシビジョンの入り口には、チャックベリーが1957年から1963年まで実際にレコーディングで使用していたエレキギターES-350が飾られている。
このギターは楽曲”ジョニー・B・グッド”のレコーディングにも使用されている。
そして、次に登場するのはロックンロールの先駆者と言われるジェリー・リー・ルイスが自宅で使用していたグランドピアノ。
このグランドピアノは金色に塗装されており、1953年から2017年まで使用されていたという。
このエキシビジョンには1939年から2017年までに使用されていた130以上もの楽器、その他コンサートで着用された衣装やコンサートやアルバムのポスターなどが展示されている。
誰のものかと言うことだけではなく、いつ使用されたものなのか、どんなこだわりがあったのかなど、その背景を知ることが出来、来場者達を楽しませている。
ビートルズのリンゴスターが1964年のエドサリバンショー出演時に使用していたLudwigのドラムセット。
リンゴスターはドラムにLudwigというアメリカのドラムメーカーの名を入れ、アメリカ製のものを使用しているんだということを知ってもらうことにこだわったと言う。
このエキシビジョンでは、ミュージシャンのアイコンと言える楽器を惜しみなく展示をしている。
ヴァンヘレンのボーカル、エドワード・ヴァン・ヘイレンが”販売しているギターの中に最高のものがなかった”という理由から、ギブソンとフェンダーギターを自ら解体、最高のパーツを組み合わせて、塗装をした”フランケンシュタイン”と呼ばれるギターは、ギターの両面を見られるよう展示。
このギターは音楽史上最も有名なギターの一本と言われている。
プリンスが使用していた彼のシンボルギター、ゴールド以外にもこのシンボルギターは作られているが、ゴールドのシンボルギターは特にプリンスが1995年頃よく使用していたと言う。
このギターの展示は唯一、プリンス本人の写真と並んで展示がされていた。
その展示方からも、プリンスというミュージシャンの存在感と影響力を感じる。
レディ・ガガが楽曲”Artpop”をザ・トゥナイトショーで披露した際に使用したアクリル板とLEDを搭載したカスタムピアノ。
左はエリック・クラプトンが1992年、MTVアンプラグドで演奏した際に使用したマーティン。
右はボブディランが1965年に開催されたフェスティバルでデビューした際に使用したフェンダーのストラトキャスター。
その他コンサートのポスターの展示:ローリングストーンズ、ボブディラン、ザ・フー、ヴァン・ヘレン など
ニルバーナのカートコバーンが1993年のコンサートでドリルを使って破壊したギター。
一説にはそのコンサートに来ていたエディ・ヴァン・ヘイレンへのアピールだったと言われている。
ジミー・ペイジのギブソン、ダブルネックギター。
アコースティックとエレキギターで演奏するパートをコンサートでギターを交換する事なく演奏するために使用。
Play It Loud at Metropolitan Museum
※展示は既に終了しています。
Rock & Roll Hall of Fame
※2019年11月からはこちらで展示予定
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