TOP > TOPICS > #44 QUALITY EATS
COLUMN
熟成肉をカジュアルに
ニューヨークには本当にたくさんのステーキハウスがある。
ニューヨークでステーキと言えば最近日本でも話題になっている、熟成肉。
老舗のステーキハウスは特に有名だが、値段も敷居もやや高め。
このレストランはステーキハウス、Quality Meatsの姉妹店とあって連日カジュアルに本格的なニューヨークステーキを楽しみたいニューヨーカーで賑わっている。
QUALITY EATSは現在マンハッタンに3店舗ある。
訪れたのは近年開発の進むノマド(Nomad)地区の店舗。
入り口のステーキナイフとフォークのピンクのネオンライトがお店の目印。
ステーキハウス、QUALITY MEATSの姉妹店ということで、このお店の名前は“MEATS(肉)”の頭文字 “M”を取った“QUALITY (M)EATS”とシャレを効かせた店名。
もちろん、入り口の店名もこの“M”がわざと消されている。
ディナーがちょうど始まった時間に店内に入り、ゆったりとした革張りソファーのボックス席に通される。
入ると右手はカウンターバー、奥にはテーブル席、カジュアル過ぎず、敷居は高すぎず、おしゃれな雰囲気もあり、開店してから1時間もするとあっという間にニューヨーカー達で店内は賑わいを見せていた。
ステーキハウスの姉妹店という事だけあって、ここの人気はやはりステーキだが、どの料理もユニークでそしてとにかく美味しい!アメリカンでは定番のシュリンプカクテルはガラスのコップにアジアンテイスト。
ビーツとキノアという近年注目のマクロビフードはひよこ豆のペースト、ハマスと一緒にバターでこんがり焼いた厚切りトーストと一緒に。
これもまた見た目では想像のつかない、癖になる味。
正直、料理がここまで美味しいとは思っていなかった。
が、このレストランのパートナーシェフとして監修しているのは、日系アメリカ人の男性と聞いて、日本人に合う繊細な味付けなことに納得。
レストランはSmoth & Wollensky, Quality Meatsを代表としたステーキハウスを運営するレストラングループから誕生し、冒頭でも触れたようにここでは熟成肉をカジュアルに提供することをコンセプトとし、”次世代のニューヨークステーキハウス”と称されている。
豊富なステーキメニューから今回は、脂身が少なくとても柔らかい赤身のフィレ・ミニョンを注文。
この厚さ、焼き加減、味、どれを取ってもステーキハウスのお肉と変わらない美味しさ。
アメリカンを提供するレストランではステーキというメニューは良く目にしますが、このクオリティにはそう出会えない。
お肉に夢中になっていると気付かないが、プレートを見てみると”M”が消されているのに気づく。
最後は、このレストランでステーキと共に有名なデザートのアイスクリーム”ドレスアップスクープ”。
一番人気のBirthday Cakeというアイスの上に、ケーキのスポンジそしてカラフルなスプリンクルとこれでもかと言うくらい甘いアイシングがかかった、アメリカンなデザートで締めくくるのが流儀。
Quality Eats
https://www.qualityeats.com/
Collection report:mizuiro indパリへ
Coming soon : MARcourt marché KOBE
From Paris:パリ大型美術館が長期休館へ
Special contents:2024 Autumn light outer MIDIUMISOLID
From FIRENZE : 特別編 プレスと巡るイタリア ~ トスカーナを訪れて ~