COLUMN
ひと昔前の80年代に、ニューヨーク初となるカリフォルニアンレストランがオープンした。
知る人ぞ知る、その名もJAMS。カリフォルニアで当時すでに話題となっていた有名シェフJonathan Waxmanと、ワインエキスパートのMelvyn Masterがタッグを組んでオープンした。
店名は、二人の名前からJonathan And Melvyn’Sの頭文字。
オープンキッチンにたくさんの新鮮な野菜とオシャレなサラダ、可愛いウエイトレス達にグラマラスな空間。そんな開放感あるLAらしいレストランは当時のNYにはなく、全く新しいLAの風が吹いた。
そんな80年代話題になったレストランが、2015年にエコなライフスタイルをテーマにしたホテルとして2軒目になるThe 1 Hotel Central Park内に再現された。
ホテルに入ると、緑や大木があちらこちらふんだんに使われ、いきなり自然に囲まれる。
セントラルパークを南下してすぐにあるこのホテルのテーマなのだろう。
レストランをオープンするときのリクエストも、美味しいローカルフードが食べられること、だったそう。
ブランチに訪れたこの日も、店内はいろんな客層で賑わっていた。
床から天井まで繋がる大きな窓からは、常に明るい光が店内を照らし、どの席に座っても開放感が溢れる。オープンキッチンから聞こえる音も店内の喧騒も、決して耳障りに聞こえないのは、高い天井とLAっぽい雰囲気のおかげだろう。
(写真上)JAMS Chicken Plateは、ローカルファームのチキンが豪快に調理された一品。
(写真上)LAっ子もニューヨーカーもヘルシー好き。Smoked TofuScrambleはブランチメインメニューの中でも人気メニュー。スモークした豆腐なんて、日本では中々お目にかからない。
(写真上)ホームメイドのペイストリーの盛り合わせ。どれもその日の焼きたてが食べられる。
2階に上がるとラウンジエリアがある。ホテルだけあって、ゆったりくつろげるスペースも十分。ホテルゲスト以外の人も、自由に過ごせる。
やはりここでも木目を基調にした、落ち着く空間作り。
週末のブランチもよし、平日の夜にお酒を飲みながら、ラウンジで友と語るのも素敵な過ごし方。
セントラルパーク付近の憩いの場だ。
JAMS
1414 The Avenue of the America
New York, NY 10019
https://www.1hotels.com/central-park/taste
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