TOP > TOPICS > #11 Earth Day in New York
COLUMN
世界的に4月22日が『地球の日(アースデイ)』なのはご存知だろうか。
この日を中心に、ニューヨークでは様々なイベントが行われている。
ファーマーズマーケットの開催地としても有名なユニオンスクエアでは、22日を先駆け、そのイベントの一つが開催された。
出展しているのは、環境保護を訴える生物や植物研究団体、環境に優しい商品や食品を提案する企業、電力会社やレンタカー会社、ボランティアを募る公共事業団体などその幅は多岐に渡る。
彼らの活動を通じてどのような環境保護を人々が行えるのか、また彼らの活動がどのような環境保護に繋がるのかを、各テントで体験や出展者と交流をしながら知ることが出来る。
BOXED WATERは、オーガニック食料品を扱う様な大手スーパーマーケットでもペットボトルを取り扱う中、箱のパッケージで飲料水を売り出すブランド。
紙の箱にすることで、材質だけではなくその作成工程や輸送もペットボトルよりも環境に優しいというコンセプト。
全ての材質がプラスチックボトルから再生されたリサイクル素材で作られている子供用のバランス自転車と大人の自転車。
これらは2019年の発売を目指しており、2020年には車椅子も同素材で展開する予定。
ここはマンハッタン内全ての電力を賄っている電力会社CONEDISONのテント。
電気代を安くする方法、植物の種を配布し利用者に節電と環境保護を訴えている。
ユニオンスクエア内で一際目を引くエアストリーム。
これは”バイオバス”と名付けられた科学者によるNPO団体。彼らは十分な教育を受けられない子供達に、”科学”が自分たちの生活に存在することを知ってもらうため、学校などを回り、科学者自らが講義を行うという活動を行っている。
バスの中には、顕微鏡やこのバス全体に使用されている電力を賄っているソーラーパネルの充電器などが設置されていて、バス全体が研究室となっている。
微生物の働きと、これらがどう環境に役立つため発展させるのかというレクチャーは、子供じゃなくてもとても興味深い。
話を聞かせてくれた科学者の女性。スクリーンに写っているのは顕微鏡で見れる微生物。
この微生物の働きを知り、微生物が行っている浄化システムを人口的に造る事を研究し、環境問題に取り組んでいる。
マンハッタンの一定区域を歩行者天国にする事で、排気ガスの減少になり、環境保護に繋がるという事を訴えるイベントを企画する団体も。
4月中旬にも関わらず、真冬と変わらない寒い日となった日曜日。
寒さをものともせず、たくさんの人々で賑わっていた。ニューヨークの人たちの環境問題への関心と意識の高さを感じた。
テントに入り、配布物を手に取り、スタッフと交流しその活動がどんなものなのかと熱心に耳を傾けている。
もちろん、通りすがりの”このイベントなんだろう?”という人もいるが、マンハッタンの人通りの多いユニオンスクエアで開催されているイベントだからこそ、’地球の日”を考えるきっかけを通りすがりの人達にも与える事が出来ているのではないだろうか。
このイベントを通じて、今後の様々な”選択”をもう一度意識してみる良いきっかけになった。
Earth Day Initiative
http://www.earthdayinitiative.org/programs/
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